利用者を特定しよう!カード貸出履歴を細かく管理

法人デビットカードの発行枚数を少なくして管理簿をつけよう

法人デビットカードは、有料オプションとして複数枚のデビットカードを発行出来る所が多いです。しかし、社員による不正利用を防ぐためには数多くの法人デビットカードを発行しすぎることはなるべく避けなければなりません。なぜなら、枚数が増えすぎると1枚紛失してしまった時に気づくまで時間を要することが多いからです。一方、法人デビットカードが1枚だけでは誰かが必要に応じて持ち出しているタイミングで他の社員が決済出来ないという問題点が発生します。そこで、法人デビットカードの発行枚数を社内で何枚にするか実態に合わせて決めるだけでなく、管理簿をつけていつ誰が持ち出して決済にしようしたのか履歴を後追い出来るようにすることが望ましいです。

カードの貸出履歴をチェックする人を決める

法人デビットカードは、貸出履歴を会社内でしっかり管理出来れば現金を持ち歩く決済方法よりも遥かに効率的かつ安全です。デビットカードの特性として、銀行預金残高から即座に引き落としが行われるために経理の負担が軽くなります。しかし、同時に法人デビットカードは複数枚発行出来るからこそカードの貸出履歴と利用明細票を常に確認しなければなりません。なぜなら、カードを持ち出した社員が正規の決済を行っていない場合には、不正利用が横行してしまうリスクがあるからです。デビットカードの貸出履歴と決済時に使用したカードの組み合わせにより、何に使用したのか明確な履歴を確認する業務が経理には求められます。法人デビットカードの貸出履歴をつけるだけでなく、常に管理する人を予め定めておくことが重要です。